

研究し吸収した知識やセンスで
リフォームに感動を与えたい
ケイズ工業 株式会社
増田 精宏 氏
大阪府八尾市の山の手、恩智(おんぢ)で長年事業を営まれているケイズ工業。社長の増田精宏氏は、まず水道工事店に就職し、職人としての修行を積んだ後、「水道屋」として独立。徐々にリフォームを手がけるようになり、現在は仕事の4割をリフォームが占めるように。設備を新しくするだけでなく、研究熱心な姿勢から得られたセンスある提案がお客様から好評です。
お客様の感動は自分の感動

水まわりの故障は「待ったなし」ですよね。自分は水道工事店から修行を始めているので、水漏れ、トイレの詰まりなど、お客様のお困りごとはできるだけ早く解決してあげたいという気持ちがまずあります。特にこのあたりは昔からの知り合いも多く、「すぐ来て!」と呼ばれて飛んでいくこともしばしばです。
リフォームに関しては、自分がお客様の立場に立って、自分だったらどうしてほしいかということを考えて接客しています。古い設備や空間が最新のものに変わり、お客様が感動される。それが自分の感動にもつながっています。
妻と町へ出かけては雑貨屋さんなどを巡り、センスのいい小物やインテリアなどを見て回ることも心がけています。それらのエッセンスを、お客様への提案に盛り込んで、「よかった」と言ってもらえることがこの仕事の喜びですね。
水まわりでは、どこにも負けたくない

私は水道屋出身です。ですから、水道設備の最新技術は常に身に付けておきたいので、勉強のために毎年数件の新築物件を施工したりしています。絶対に、水まわりではよそに負けたくないとの強い想いがあります。
職人の修行を始めた時、親方から、「TOTOは一流品や」と教わってきました。水栓金具にしてもタンクの内部金具、メッキにしても「一流品」と「並品」の違いを教えられました。だから、私は今でもTOTO製品にこだわり続けています。我々が仕事をしている上でできるだけ、いいものをつくってほしいので、最近ではメーカーにもいろいろ意見を言うようにしています。
地域のつながりを大切にしています

私が住む恩智は八尾の一番山側にあり、幼稚園から小学校、中学校と同じ顔ぶれで進級していきます。そのため、仲間意識も強く、有名な恩智神社の夏祭りの時はとても盛り上がります。私も子どもの頃から参加して、青年団などでお手伝いをしてきました。この祭りは八尾市でも最も大きな祭りで、毎年何万人もの人が訪れます。YouTubeでも紹介されていますので一度ご覧ください。
今、イチ推しのリモデルは?

私のイチ推しは、キッチンにモザイクタイルを使うリフォームです。お客様の中には「目地が汚れるから」という理由で鏡面のキッチンパネルがいいという方もいますが、けっこう拭きムラが出たりするんですね。この写真は、壁にもタイルを用いて、赤いあしらいをアクセントに入れたもの。モザイクタイルは少し高くなるものの、「やってみたら、よかった」と言われる方も多いんです。